redmine.tokyoでご紹介された恩返しに(Wiki計測のご紹介)
2022/11/05 にredmine.tokyoの第23回勉強会があったわけですが、そこでなんと、我々のアプリを紹介してくれた方がいらっしゃいました!※YouTubeのアーカイブはこちらになります。
Redmineのメジャーなコミュニティで初めて取り上げてもらったこと、そして何より、現場で使っている方からの生の声を聞くことができて、大変うれしく思います
本来なら面と向かってお礼を申し上げたいところなのですが、皆様にとっては我々が便利なアプリやプラグインをどんどん作っていくことが恩返しになると信じておりますので、ここは最近新しくできた機能(Wikiページ行数の計測)についてご紹介したいと思います!
Wikiページで知識の蓄積
本題に入る前に、まずは前振りです。
皆様のプロジェクトでは、ナレッジはどこに蓄積していますか?
RedmineのWikiページを利用しているところが多いと思います。我々もそうですね。
知識の蓄積においては、リーダーだけの個人レベルで実施するのではなく、チーム全体で取り組むのが良いと考えるのですが、なかなかメンバー全員に、その文化を定着させることが難しいなと感じておりました。
まずはじめに、チームレベルで、Wikiに知識を蓄積していくためのコツみたいなものをご紹介したいと思います。
Wikiページにスタイルの適用
Wikiの標準のスタイルって、見やすいとは言えないですよね。
見やすくないと、書く気がなくなってしまいます。
この課題を解決するために、Wikiページに、見やすいスタイルを適用しました。
スタイルシート適用には、Redmine Wiki Extentions プラグインを使いました。
スタイルシートは、こちらを使わせてもらいました。
こうすることで、Wikiが以下のようになります。

見出しに帯ができたり、区切り線が入ったり、インデントが付いたりと、かなり見やすくなりましたね!
Wikiページの階層化
次に、知識を蓄積するときに、ぐちゃぐちゃのままだと、知識として蓄積しているとは言えないですよね。情報整理の基本は、階層化です。
ということで、技術系、仕様系、試験系、ルール系みたいな感じでカテゴリに分けて、その配下も階層化して記載するようにしました。
最初から綺麗な階層はできないので、とにかく書いてもらって定期的にWiki構成を見直すようにしました。
階層化が綺麗にできてくると、メンバーも新しい知識を書くときに、迷わず書けるようになっていきます。
変更内容の共有
Weeklyで、Wikiの更新をチーム内で共有する会を設けました。
Redmineの標準機能で、「索引(日付順)」を開くと、更新日時順で各ページが表示されます。
それを見ながら前回の共有会以降に更新された内容をみんなで確認するようにしました。

これにより、蓄積された知識がメンバー全員に周知されることになるので、その知識を実務に活かすことができるようになりました。
ページ行数の計測
やっと本題のアプリ新機能のご紹介です。
開発サイクルが一回りしたら、どのくらいWikiページが増えているかを定点観測するようにしました。
Redmine Time Puncher の「Wiki計測」機能を使うことで、計測することができます。
※ 以前はOSSの単独アプリとして提供していましたが、「Redmine Time Puncher」で測定できるようにしました。

前回の開発に比べて何%増えたね!みたいな定量的な話ができるので、
メンバーも自発的に書いてくれるようになりました。
以上が、Wikiに知識を蓄積して活用するためのコツでした。
何か質問などありましたら、こちらの記事やツイッターにコメントして貰えればと思います
早いもので、もう12月ですが、Redmine に関わる全ての人たちが、来年も、素晴らしい年になりますようにお祈り申し上げます